どこを走るか・・・
ランニングを始めたばかりの人も、長年続けているベテランランナーも、必ず「今日はどこを走ろうか」と悩みます。コース選びは単なる場所の問題ではなく、安全性、景色の美しさ、路面の状態、傾斜の有無、その日の体調、そして何よりもモチベーションの維持に大きく影響します。
初心者なら安全で平坦な道を、上級者なら変化に富んだチャレンジングなコースを選ぶことで、ランニングの楽しさは格段に向上します。今回は走力レベル別に最適なランニングコースの選び方をご紹介し、NiceRun!ナイスラン!を実現するためのお手伝いをします。 |
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初心者向けランニングコース
ランニングを始めたばかりの方には、安全性と継続しやすさを重視したコース選びが重要です。最もおすすめなのは近所の公園です。歩道が整備されており、水道や自販機があれば最高のランニングコースと言えます。河川敷の遊歩道も信号がなく走りやすいコースです。公園や河川敷のコースは、たくさんのランナーがいるので、モチベーションアップにもつながります。田園地帯の一本道も信号がなく走りやすいのですが、景色の変化が少なく気分も下降気味になります。
市街地も走れないことはないですが、路面の凹凸が多く信号もあるので、かえってストレスになります。市街地や都市部に住んでいる方なら、車で公園や河川敷まで移動して、そこを走ることも考えましょう。 |
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30分くらい走れるようになったら
30分程度の連続ランニングができるようになったら、コース選びの幅が大きく広がります。この段階では3〜5kmのコースが適しており、住宅街の周回コースや大きな公園の外周、河川敷のコースがおすすめです。
公園の外周は距離が長く、緑豊かな環境でリフレッシュ効果も高いのが特徴です。海岸線や湖畔の遊歩道があれば、美しい景観を楽しみながら走ることができ、モチベーション維持に効果的です。 この段階になると体力に余裕がでてくるので、地図を見ながら信号のないコースや、森など緑の多いコース、少しの坂道や変化のあるチャレンジングなコースなどを探しながら、走っている自分を想像することでもランニングの楽しさを実感できます。 |
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1時間くらい走れるようになったら
1時間の連続ランニングが可能になると、8〜12kmの本格的なコースにチャレンジできます。この段階では山道や丘陵地帯のトレイルランニングも視野に入り、起伏に富んだコースで心肺機能をさらに向上させることができます。
いつも車で通ってる道でも、走りながら見える景色はまったく違って見えます。自宅周辺でも通ったことがない道などを「探検」気分で走るのも、新たな発見の連続があり楽しいものです。 ただ、走る時間も自然と長くなるので、休日などはランニングに夢中になると、家族サービスを疎かにしがちになります。「家族あってのランニング」ですので、時には割り切って家族サービスを優先するか、家族と外出した帰りは途中から走って帰るなど「走る時間を捻出」する努力が必要になります。 家族旅行や仕事の出張などの時には、必ずランニングシューズとウェアを持参し、普段とは全く違うコースを走るのも楽しいことです。 |
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さまざまなランニングコース
ランニングコースは多様性に富んでおり、それぞれに異なる魅力と効果があります。トラック(陸上競技場)はペース管理の練習に最適で、正確な距離でスピード練習ができます。
トレイルコースは自然の中を走る爽快感があり、不整地により体幹が鍛えられます。ランニングクラブに入れば、ほぼ間違いなくトレラン好きなメンバーがいるので、一緒に走ってトレランデビューするのが良いでしょう。 スポーツクラブのトレッドミルで走る方も大勢いらっしゃいますが、好みがハッキリと別れます。屋内のトレッドミル走なら、日焼けの心配やランニング中の姿を見られる気恥ずかしさの心配もなくランニングに集中できます。 |
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どこを走るか・・ランニングコースについての記事はいかがでしたか?毎日、同じコースを走っても、天候や季節、走る時間帯により違った景色が見えてきます。また、同じ時間帯に同じコースを走ることで、その日の体調を把握しやすくなります。ランニングって楽しい!気持ちいい!と感じながら楽しく走ってください!ナイスラン♪